力学から力を抜く

2019.01.12

Category
力学

この「力を抜く」と題した文章( 連載20『現代思想』青土社、2015年7月号)は世の中での「力を抜く」を少し物理学の議論にうつしたエッセイである。もう一つの文章(日本物理教育学会『物理教育』66巻(2018)4は「物理学と力学のツール的性格〜「AI時代」の物理教育とは〜」と題したもので、その一部でやはり「力学」の「力」は誤訳であり、初学者に誤ったイメージを与えていると論じている。

問題は二つ

このブログには前記の二つの文章で評論風に述べた論点を、もう少し、物理学を専門とする研究者や教員、科学哲学や学校教育関係者を意識して、「力学から力を抜く」論を書き繋いでみようと思っています。大きく見て課題には次の二つがあります。

  • A mechanicsと力学

  • B mechanicsと力

Aは日本がかかえる問題であり、教育を通じて社会と関わる課題である。Bは世界的な意味での物理学の展開の歴史と今後の展望に関係した課題である。ABの議論の力学の素材も要るのでそれらをCと分類しておく。

このブログでは、前述のような問題意識で書いた考察を随時アップしていきます。初めは旧い文章の改稿みたいなものになるが、追い追い新しい考察が登場する予定です。

ブログ

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